次世代DVDよ、消え去れ。

いきなり過激派なタイトルですが、正直なところ現在のハイビジョンは一種のギャンブルともいえる状態にあります。電気店の店頭に行けば、一見視聴も録画も全く問題ないようにみえますが、実際のところ、テレビは意地の張り合いで各社とも儲けがさっぱり出てない状態にあるらしく、録画も次世代DVD規格の足並みが揃わずの状態にあります。ハイビジョンをハイビジョンのまま録画して、再生もメディア保存もでき、各メーカーのデッキで再生できる*1D-VHS*2がありましたが、次世代DVDにとって邪魔者であるため、かつてのメーカーもすでに生産をとりやめています。現状の方式では、HDDに録ってそれを見るだけか、次世代DVDに録って自分で見るだけの選択肢しかありません。現在の次世代DVD抗争は、今となっては懐かしい*3ベータ・VHS抗争を思い出させるものともいえますが、ウィキペディアD-VHSのページを読む限り、ブルーレイ同士でも足並みが揃ってないようで、なんともお粗末な状態です。こんなんなら、いっそのこと両方消えてしまえ。今のデジタルAVを見る限り、2011年まで待てた人の勝ちかな?ハイビジョン画質に大いな価値を見出せないなら。

*1:ただし再生するには信号を映像や音声に変換するデコーダーが内蔵されていることが条件となる。

*2:データ・ヴイエイチエス

*3:といっても私は生まれてませんでしたが。