試乗・スバル REGACY TOURING WAGON B-SPORT

地方の街中を走っていると、よくすれ違うのはミニバンやコンパクト、軽ハイトワゴンである。しかし、その中になぜかレガシィがよく混じっている。ということは、少なくともそのジャンルではよく売れているということである。私は以前から不思議だった。「この多は少を兼ねる時代に、なぜ普通のワゴン車が売れているのか」と。
今回試乗したのは特別仕様車のB-SPORT。価格的にもスペック的にも拡販モデルだろう(実際の数字は見てないから本当にそうかは分からないが)。乗ってみると、スポーツ寄りの55扁平を履いていながら、突き上げもなくフラットである。私はそんなにクルマを乗りつくした奴ではないが、素(そ)がとても良いクルマに感じた。ファンが多いのにも頷ける気がする。試乗車のミッションは4速ATだったが、マニュアルモードもついているので、加速が欲しいときはギヤを落としてやればいい。まるで多段ATに走る昨今を笑うかのようだ。私もなんだか「4速で充分じゃないか」と納得させられた気分になった。
私はインテリアがアイボリーの特別仕様車Brightonがいい。一通り必要な装備はついてるし、何より明るい内装が良い。ただ、ウチの前にはレガシィ置けないなぁ…。